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戦争を知らない団塊の世代が還暦を迎えつつある今、世界規模の不況のさなかにありながらも、我々は終戦直後と比べ比較にならないほどの豊かさを享受しています。しかし、世界的な金融経済危機の要因ともなった苛烈なグローバリズムは、倒産や失業による経済的困窮、格差の拡大、価値観の急変やモラルの低下による人心の荒廃、企業倫理の劣化、環境破壊など、我々の生活に様々な混乱と悪弊を及ぼしています。
こうした状況のなかで、社会奉仕の役割は今まで以上に大切なものになり、ライオンズクラブにも一層多くの期待が寄せられています。さらにスローガンに掲げた「日本の心」すなわち他人への思いやり、人を敬う気持ち、礼儀正しさなどの美徳を奉仕の基本理念とすることで、日本のライオンズクラブとしての奉仕活動に厚みと広がりを与え、地域社会からさらなる信頼を得ることができ、同時に会員相互の絆を深めることもできるはずです。
多感な子供たちを社会の病弊から守り、逞しく正しく生きる力を育むプロジェクトを推進しよう。地球環境とりわけ身近な山・川・海の自然を守る地道な活動を進めよう。病気や障害や災害に苦しむ人々に援助の手を差し伸べよう。そして一人でも多くの仲間を増やし、奉仕の輪を広げよう。
我々334−B地区のライオンたちが現在までに築いてきた確かなものがあります。自信と誇りをもって、この地平を強固にし、そして新たなチャレンジに向けた一歩を踏み出そう。
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1.誇りと自信をもってクラブを活性化し、奉仕の輪を広げよう!
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[会員維持・増強の推進]
日本のライオンズクラブはクラブ数・会員数ともかなり減少しつつあります。この流れをなんとしても食い止める必要があります。まず、世界最大の奉仕団体であることに誇りを持ち、我々が成し遂げてきたことに自信を持つべきです。そして、奉仕活動や例会の質を高めることで、意義の感じられる楽しいクラブづくりをしよう。こうした会員維持・増強の原点に立ち還ることで、各クラブ純増2名を目標に、仲間を増やし奉仕の輪を広げていきましょう。
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2.子供たちの生きる力と意欲を育てよう!
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[ライオンズクエスト・薬物乱用防止・YCE]
少子高齢化の流れのなかで、子供たちのポテンシャルを高めることが日本の将来に必要とされています。共に生きること、意欲を持って生きること、正しく生きることを楽しく教えるライオンズクエストを各地域で強力に推進し、子供たちの命を守る薬物乱用防止キャンペーンを継続して展開しよう。また国際交流を通じて若者たちの広範な見識を培うYCE活動をさらに強化していきましょう。
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3.ふるさとの自然を守り、美しい国土・地球を残そう!
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[環境への取り組み]
岐阜や三重は豊かな自然に恵まれた地であり、とりわけ山や川や海などの水環境は我々の生活の基盤です。経済発展や技術開発により我々の生活が便利になる一方で、こうした自然環境が大きく損なわれつつあります。水質浄化や健全な森づくりなどそれぞれの地域でできる環境への様々な取り組みを継続し、豊かな自然、美しい地球を残していきましょう。
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4.命を救う愛と善意の輪を広げよう!
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[四献運動の推進]
病や災害により命の危機にさらされ、生きることに重い不安を抱える多くの人々がいます。献血をはじめ献眼・献腎・骨髄移植など命の一部を分かち合うことで、人の命を救うことができることを広くアピールする四献活動を継続し、推進しよう。
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5.国境を越えた援助に力を結集しよう!
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[LCIFへの協力]
ライオンズクラブはLCIF(ライオンズクラブ国際財団)を通じて、災害や困窮、病気や障害などに対する国際的な援助活動を展開しています。1000ドル献金はもとより、できるだけ多くの会員の善意を結集できる100ドル献金を強力に推進することでこの援助活動に協力していきたいと思います。
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